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母乳は赤ちゃんにいちばん最高な栄養素が配合されていると云われています。
母乳は乳児がお乳を吸うことによって、脳の下垂体からプロラクチンとオキシトシンというホルモン
が分泌され、それによって母乳が分泌されます。
母乳はとても消化が良く、ミネラル、タンパク質、ビタミン、免疫力、成長因子などの成分が含まれ
ています。
母乳は赤ちゃんの胃と腸の環境を良くし、肝・胆の代謝が良くなり、ビリルビンの排泄を促がし色々
な病気の予防することができます。
また、赤ちゃんは母親からの愛情を母乳を吸うことで感じる事ができ、それによって精神が安定して
泣く回数が減ります。ご機嫌な赤ちゃんは育てやすく、母親も子育てを余裕を持って行えることで子供
への愛情が深まり良好な関係を築くことが出来ます。
母乳は赤ちゃんの精神面でも、肉体面でも無くてはならないものなのです。

母乳不足(中医学では缺乳と言われる。缺は中国語で「不足する」の意)
2000年以上の歴史で缺乳の原因は出産に伴う出血と体力消耗、生活習慣の変化、睡眠不足、
慣れない育児のストレスによるものと考えられています。すると体調が崩れ、気血虚、肝鬱気滞の
体質になります。

気血虚:乳汁の生産 
乳汁は気血から生産されています。
ですが、長時間出産に伴う出血・極度の体力消耗による気血の虚弱・気の滞りにより気血が足りない
場合乳汁が生産されなくなってしまいます。
乳汁の来源は脾胃からの栄養素が全身に運ばれる事で気血が作られます。そして、その気血が乳汁
になるのです。

肝鬱気滞
産後の生活変化・育児が初めて・睡眠不足・情緒不安定等の理由で肝の気がうっ血(特に帝王切開の
傷・子宮の筋肉の傷が原因の場合があります)してしまいます。
それによって、乳を作る経脈が不調になり、乳の通りが悪くなってしまいます。

ケース1
43歳の患者様
不妊治療の末ご出産されましたが、母乳の出が悪くご来院されました。
肝・脾・胃が悪く考える事が多く脳も疲れていました。
3回目の治療で母乳が出る
5回目の治療で湧き出るように沢山でるようになりました。

☆初乳の出ない原因 
初乳の出が悪くても、産後1週間くらいは乳管マッサージなどをして、チャレンジを続けるとよいと
されます。乳管の通り道がまだ通っていなかったり、詰まっているだけの可能性も考えられます。

☆母乳不足の兆候
授乳してもすぐに欲しがって泣く。
授乳時間が長くなる。
体重の増加が悪い。
お乳が張らない。

☆母親が仕事をしている場合
仕事前と帰宅後に出来るだけ母乳を飲ませます。
保育園などでは出来るだけ冷凍した母乳を飲ませます。


母親の体調や生活習慣等が原因で急に出なくなってしまうこともあります。
産後はつい自分の体調は後回しになってしまいがちですが、ご自分の体調にも目を向けることで
赤ちゃんの身体面・精神面もスクスク育ち、育児が楽しくなります。
できる限り母乳で子育てをしましょう。